JAWS-UG初心者支部の立ち上げに行ってきた #jawsug_bgnr

JAWS-UG初心者支部【第1回】2015年5月14日(木) - JAWS-UG初心者支部 | Doorkeeper

AWS初心者具合がどれぐらいかと言うと、先日のJAWS DAYS 2015のハンズオンセッションでアカウント作り、それっきり一度もログインしていないぐらいの初心者なんですが、今回JAWS-UGの初心者支部というのが出来ると聞いたので飛び込むにはちょうどいいと思い行ってきました。しかし会場の内田洋行さん、初めて行ったけど大変ナウいオフィスでびっくりした。横に長い会場だったけど、6面スクリーン同時投影でどの席でも見やすいとかハンパない。

AWSは入口が山のようにある

初心者と口で言うのは簡単ですが、それを脱する手段も実は山のようにあるのがAWSで。そもそもがマウスでポチポチやればサーバー立ち上がっちゃうっていうサービス自体の簡易性を反映してなのかなんなのか知りませんが、入口といえる部分は非常に多いです。今回の勉強会では「入口」の紹介に非常に時間を割いていたなという印象。

自分が特に印象深かったのはセルフペースラボWebiner。前者はウェブ上で無料で(有料コースもあり)使える実践的なラボ空間で、自学自習でAWSの使い方が学べるとのこと。自分はVMwareを今専門としているのだが、VMwareでも同様のHands on Labsがあったりして、使えるもん使わなきゃ損だなと。後者はオンライン・セミナーで、毎週開催されているそうです。火曜日18:00からが初心者向け、水曜日18:00からがBlack Belt Tech、すなわち「黒帯」ですので中級者向けのセミナー。

他にも技術書の読み方や推薦があったり、ちょっと上級者向けな気はしたけどRe:Inventの紹介があったり(まーこういうのは早いうちから知っておいて、アンテナ高めといた方が良いのだろう)。とにかく勉強しようと思ったらいくらでもAWSを知るための入口はあるし、しかもかなり敷居の低いところから始めることもできるので、やらないで指くわえてたらどんどん置いていかれてしまうだけだなと。

人と会うこと

勉強会界隈ではよく言われる話で、本番は懇親会ってのがあります。まぁこの集まり自体が「Users Group」であることからもわかる通り、エンジニア同士の会社の枠を超えたつながりってすごく重視されていて、今日のなかでも何度も話に出ました。というか「隣の人と話してみましょう」なワークセッションが設けられていたぐらいの。これはあれですね。勉強会自体の初心者が多いことも見越してのことだったんでしょうね。

自分はもうとにかくコミュ障というか人と話さず済むならそれが一番って感じの人間なんですけど、ここまで言われると話さないわけにもいかないんじゃないかなと思いつつあるし、てか勉強会参加の第一の目的が「コミュ障脱却」になってくるのではないかという話も。。

これまでの勉強会で他の参加者と話したことは皆無ではなくて、んでやっぱり社外のエンジニアだと技術との向き合い方だとか、会社環境における技術選択の方式だとかが全然違うことが多くて、そういうの聞いてるだけで確かに楽しいのは知ってるんですよね。んでユーザーグループとなるとそのつながりがずっと続いていくわけで、絶えず情報交換しながら自分の会社に持ち帰って試してみて、また勉強会に課題を持ってくるみたいなサイクルが出来てくるわけじゃないですか。会社内だとなかなか解決できないことを外に出すこともできるわけで、閉塞感を打破する矛先を持っておくことってすごい重要なんじゃないかって気がします。近所にもJAWSの支部あるっぽいんで、そっちにも顔出してみたい……ですね、なんとか。あー、初心者向けならコミュ障のための勉強会参加法も教えてほしいなぁ。

初心者の中での隔絶

セッションを聞きながらTwitterでハッシュタグ追っていたのですが、結構レベル高くないか?難しいよ?みたいな声もちょこちょこ聞こえていて、「初心者」とひとえに言ってもレベルの差があるのだと気付いた次第。

それを言ってしまうと多分自分は「なんちゃって初心者」です。オンプレミスのインフラエンジニアとしては数年の業務経験がありますし、VPS使ってるしAWSもアカウントは持ってるしで、完全な初心者かと言うとそうではない。一方で本当に「AWSってよく聞くけどなんなの? 導入したらおいしいの?」ぐらいの人もいるのだし、敷居をどこまで下げていくかって案外むずかしい話なのかもしれないなと。初心者向けを謳っているのに「いやいや難しいでしょ」で人が離れてしまったら悲しいし、そこへのフォローってどうしたらいいのかなとか。

あと「わからないことを取りあえずスルーする力」ってのも必要な気がした。今日のセッションって結構具体的なAWSのサービス名も出たりして、自分も全然わからない言葉は少なくなかったんですけど、一つ一つの単語や一部の話はわからなくとも、全体として何を言っているのか掴めれば取りあえずOKってことも多いし、わからない部分にこだわりすぎず、ある程度スルーする力って必要だと思うのです。でもこれって日々「わからないこと」と向き合っているエンジニアならではの特性っていう部分もあると思うので、そうじゃない人も入ってくる可能性のあるこの初心者支部では課題になりそうとも思った。

やろうと思えばいくらでもやることあるし、やらないと置いて行かれるだけだってのが理解できたので、できることからガツガツやっていきたい所存。とはいえ「目的のない勉強」は行き詰まりやすいので、AWSで何ができるのか、自分は何をしたいのかをちょっと考えてみようかなと。とりあえず「紫本」買ってみるか。。。