オープンソースカンファレンス2015 Tokyo/Fall行ってきた

このはちゃんかわいい

戦利品、ConoHaちゃんかわええ。

オープンソースカンファレンスに初めて行ってみた。2015 Tokyo/Fallです。だいぶ奥地の方でやってるなぁという印象があってなかなか行きづらかったのだが、実際行ってみると自然に囲まれて静かで建物綺麗で過ごしやすそうないい大学ですね。ちょっぴり休憩でもくもくしたりしてみたけどだいぶ捗ったし、もう少し近所なら作業環境に使いたい感じが()

ぼっち参戦かつ初参戦かつコミュ障な故、ブースがんがん回ってがんがん自分から話しかけるみたいな度胸はなく、だいたいセッション聴いてました。ので、セッションごとにちょっとまとめる。

はじめてのオープンソース・ライセンス

オープンソース自体の考え方だとかは知ってはいたのだが、ライセンスがMITとかApacheとかそういういろいろがあるのがよくわかってなかったので。話の中で教えていただいたGithubによる、オープンソースライセンスの選び方 | オープンソース・ライセンスの談話室というページが確かに詳しそうなので後で読まなければなと思った。ギッハブ使ってるのに全然これ理解してなかった。

実録!Hinemos導入経験者が語る、実運用でのあるある話

最近実務でHinemosを使っているもので。監視設定をグループ(スコープ)単位で作ってしまうと静観するときに設定変更がしんどいだとかっていう本当にあるあるな話と、Hinemos Utilityが便利だという話など。Hinemos Utility、設定のインポートエクスポートがあるので、GUIポチポチの面倒臭さから救われそうな気はした。あるある話の方は他の監視ツールでもわりと似たところあるので、結局アーキテクチャーってどんなツールでも大して変わらんのかなぁ、そのへんどうにかしたツールないかなぁとか思った。

そういえばセッションはTISの主催だったのだが、同社といえばZabbixの池田氏の印象が強いので、Zabbixと比較して同社としてどう考えてるのかってあたりも聞きたかった。

[飲食OK](発表者募集中!)1日目-ライトニングトーク(by OSCスポンサー)

なかなかカオスにライトニングトーク。飲食OKでしたけど学食せっかくなので使いたかったので無飲食で。言及してるとキリがないので割愛。

Ubuntuの最新情報

Ubuntu使ってない。てかDebian系ほとんど触った経験ないんで触らなきゃなと思いました。

ZabbixでDockerも監視してみよう

最後の質疑で出た話で、新陳代謝の高いコンテナの監視に既存ツールの分単位での監視感覚が役に立つのか?っていうのがあったのだけど、わりとそれに同意した。自分はコンテナを実サービスで運用した経験がないのでアレなのだが、その性質からして既存サーバーより速いスピードで起動停止を繰り返すことは有り得ると思うし、むしろアーキテクチャーの考え方がスピーディーなものに変わるためには監視ツールの在り方も変わんなきゃならないんじゃないかなぁと思った。答えは出てないけど。

コンテナ(Docker)時代のインフラ技術・運用管理に迫る!

Docker最新事情という感じで、Dockerの概要もそこそこに周辺ツールや開発状況をいろいろ舐めていく感じのセッション。Docker触り始めたばかりの自分にはとてもありがたかった。Docker machine、Docker Swarm、docker-composeだとかなかなかにワクワクする話。

aozorahackの今までとこれから ~インターネット電子図書館「青空文庫」をエンジニアリングで支える~

ここから2日目。春に青空文庫アイディアソンが開かれて話題になりましたが、そのときから興味があったので話を聞いてみた。青空文庫の誕生が1997年、オープンソースという言葉が生まれたのが1998年ということで、オープンソースより古い歴史を持つ青空文庫がOSSライクな発想をしていたはずもない!という出発点だったようなのだが、それを変えていこうという試み。もともとサードパーティ的にビューアやコンバータを作る動きは周辺にあったわけで、それをまとめて今風の開発をしていくとなると面白そうだなと思う。自分は業務エンジニア+趣味エンジニアでしかないけど、こういうボランティアというか、自らの意志で参画していくエンジニアリング活動というのがOSSの在り方なんだとここで初めて腑に落ちた気がした。

Solaris ZoneとPuppet、Serverspecでインフラ CI

Solarisわからないけどインフラ周りの知識手広くしたいなということで行ってはみたがやっぱりわからなかった。知識って広くて浅いか狭くて深いかの二択だと勝手に思ってたけど、実際それなりに出来るエンジニアってそこそこ手広く平均点取れる人が多い気がしていて、例えばこのセッションであればUNIX(Solaris)の知識にコンテナ(Zone)の知識、んでPuppetはRubyだし、ServerspecもRubyというかRSpecなんですよね。エンジニアとしての幅、ちょっと見直したいなと思わされたセッション。

【パネルディスカッション】今こそ語るエンジニアの幸せな未来 ~OSC東京編~

春に行ったJAWS DAYSでも同様のパネディスを聴いてはいたので実質第二回というか。こういう話題が定期的に持ち上がるようになったのって、さくらインターネットが15周年迎えたこともあるようにエンジニアの高齢化(家庭環境の変化)があるような気はする。働き方はライフステージによっても、世の中の技術動向やビジネス動向によっても変わるので、結局時間と金銭的余裕のあるうちに勉強して、常に自分が働きやすい場所にいられるようバリューを磨いておくしかないのだろうなと思う。そういう話でした。

以上、9セッション。知識のザッピングとしてこういうセッション形式のイベントはやはり良いなと。いわゆる勉強会だとだいたいが自分の興味関心のあることだけに集中してしまうのだが、こういう機会だとせっかくなのでってことで脇道に逸れたりしやすいので、知識の幅増やす機会にはなりやすいですね。OSS、TISのようにビジネスとして取り扱っている人たちもいれば、aozorahackのような草の根の動きもあったり、有り様はいろいろであって、んでGitHubで取りあえずソース読むところからいつでも手を付けられる時代にあるので、何かしらやってみると面白いのかもしれない。尻込みしてるのではなく。

懇親会、TRIGGER ANIMATION EXPOに行けるチャンスがここしかなかったのと、200人という大所帯にぼっち参戦する勇気がないのと(あと、さすがに薄い話しかできなさそうであまり意味はないかなと思った)で行かなかったんだけど、生ハム原木はうらやましかった。