インフラエンジニアなので第5回ペパボテックカンファレンス行ってきた

第5回ペパボテックカンファレンス〜インフラエンジニア大特集〜 - connpass

そもそもインフラ向けのイベントって相対的にはやっぱ少ない気がするし、かのペパボさん主催のイベントだし行く以外の選択肢はなかった。アプリ系のイベントだとだいたいが「Pythonエンジニア」みたいに言語ごとだったり、フレームワークまでテーマが絞られたりするなか、「インフラエンジニア」ってよくよく考えたらめっちゃ広いよねって感じだけど、実際の職務もまぁそんな感じだし、今回の話もだいぶ話題としては多岐に渡っていました。

自分の最近の関心事としては社内にAnsible導入させたいなと思いながら格闘しているのと、もっとインフラの低レイヤーの知識深めたいなと思っているのとがあるのだけど、その両面について話が聞けてとてもよかったです。

インフラのコード管理

前者はdrone.io上にdocker-on-dockerでインフラCI環境を作っているという話。どうもdrone.ioだとベースイメージのバージョンが切り替えられないらしい。自分は過去にAnsibleとServerspecによるCIをCircleCIで走らせる構成を作ったことがあるのだけど、これを社内で導入するなら確かにこうなるんだろうなぁという感じだった。

Ansible + Serverspec + Docker + circle ci によるインフラCI · the world as code

後者はあるある、というかAnsible導入検討のなかで自分としても浮かんでいた課題で、コード管理しててもそれを更新する「人手」が必ずしもパーフェクトではないので、コードと実機状態の乖離が出る問題。解決策としてはPuppet、Serverspecと実機の照合を毎日夜間に回して、差異にすぐ気づけるようにするというものでした。わかる。すげーわかる。懇親会でも話していたのだけど、sshして作業しちゃいたいのグッと我慢してPuppetちゃんと書き換えるの大事。個人的にはPuppetとServerspec両方回すのもなかなかしんどそうなので、Serverspec単体を構成変更監視みたいに使うのでもいいかなと思う。

他に印象的だったのは開発側もPuppetを触る、つまり自らインフラの設定変更に手を出せるという話。現状弊社だと、フォルダ1つ掘るのでも、ファイルのコピーでも開発から依頼を受けて運用でsshするみたいなテンション上がらない運用なので、開発にコードでそれを書いてもらえるのはとても効率的に思える。インフラをコード化する一番の意味って、開発と運用という垣根を超えて、インフラを語る共通言語を技術者全体にもたらせることなのだろうなと。まさにDevOps。

あとそういえば「Infrastructure as Code」って言葉を聞かなかった。単語として長いなぁとは思ってたから自分も今度から「インフラのコード化」って言います。

低レイヤー

スライドまだ出ていないみたいだけど、ext4からxfsへの移行検討にあたって、結構ガッツリとベンチマークテストやったというLTがありました。クラウド全盛な今日このごろでも足回りは結局物理なんですよというのはまさにその通りで、自分は全然このへんの知識がないのだけどちゃんとやらなきゃなと。。。反省。。。

そして何よりペパボのプライベートクラウド"Nyah"の話ですねー。

いやもうすげーわー。あこがれるわー。OpenStack使うにあたり社内別グループ会社に経験者がいたので知見を聴けたとか、一気に5バージョン飛ばして最新バージョンへ追随させるとか、技術に対する姿勢が会社も個人もとても前向きで素敵な話だった。真似しようとして簡単に真似できる話ではないけれど、姿勢や方針については本当に参考になった。

懇親会

インド人完全無視カレーおいしかった。トムヤムクン入れてるのか。なるほど。

インド人完全無視カレー | インド人のアドバイスを完全無視!-カラメル

ペパボの方と実際に話せてよかったです。なんか新しいもの社内に導入したり、広げていったりとなると「結局コミュニケーションだよね」という結論に至ったのでそこは頑張るしかないのかなぁ超ニガテ。あとKPIちゃんと出して比較しないと響かなかったりするってのは確かになという感じなので、自分も腐らず頑張らなきゃなと思い新たにしました。スーパーエンジニアすげーすげーと言っても始まらんし、やりたいならちゃんと自分でやらなきゃなーと。いやー行った甲斐がありました。ありがとうございました。