都内の図書館でコンピュータ書を読む

たまたま見かけたのだけど、

ぼくは公立の図書館にずっと通ってたけど、情報系の本は充実してなくて、エクセル入門みたいな感じだった。情報系の学部がある大学に入ったところ、大学の図書館は10万冊くらいだけど、情報系の本が充実しててよかった。 本 - hitode909の日記

確かに公立図書館で情報系、コンピュータ書を見かける機会は少ない。コンピュータ書は結構お値段がする場合も多く、また未知の分野に挑むときは大量の書籍をザッピングしたいこともあるので、一時期自分もコンピュータ書が多く置かれた図書館を探した時期があった。結果は実際それほど芳しくはなかったのだけど、いくつか良い場所もあったので紹介してみようと思う。

東京都立中央図書館

広尾の有栖川宮記念公園に併設された大きめの図書館。自分が探した中では、ここが抜きん出て充実していて、古い本から新しい本まで結構広い範囲のコンピュータ書が並べられている。最近の本で具体例を出すと、『みんなのGo言語』『SRE サイトリライアビリティエンジニアリング』『テスト駆動開発』『大熱血!アセンブラ入門』なんかもある。古いところだと、閉架にはなるが『それがぼくには楽しかったから』のような名著も置かれている。

また、ここは個人貸出を行なっていない=館内での閲覧のみOKという関係上、閲覧席が充実しているのもポイントが高い。コンセント付きの座席もそこそこ数があるし、館内には東京都が提供する無料のWi-Fiがあって、インターネットも快適に使える。図書館は当然では在るが本を読むのが主目的なので、騒音を嫌ってPCを使えないような場所もあるが、ここはガッツリ勉強目的で使えるのが助かる。実際、自然科学のフロアに行くと、本を山積みにして勉強目的で来ているっぽい人も少なくない。自分も最近は、予定のない週末は結構高い確率でここにいる。

あと余談っぽくなるけど、食堂のごはんが結構おいしい。以前まではいわゆるお役所のごはんという感じで、取り立てて食べたいってこともなかったが、半年ぐらい前に新しい業者が入って一新された。

都立中央図書館の食堂、とてもおいしくなった。今日は青森県十和田市のバラ焼きをいただいたが、しかし肉量すごくないか。

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これはいつぞやの週替りメニュー、十和田のバラ焼き定食。定食は1000円近くするのでお高めではあるが、野菜もほどほどに取れて嬉しい(そして肉はめっちゃ多い)。これを食べてから、カップ自販機に入っているななや監修の抹茶ラテを飲んで午後の気合を入れるのがお気に入り。

千代田区立日比谷図書文化館

日比谷公園のなか、日比谷公会堂の隣にある図書館。ここは都立中央には劣るものの、オライリー専用の棚が置かれていて、オライリーに限定すると非常に品揃えがいい。もう絶版になっているような本でも普通に開架に置かれていたりもする。『ウェブオペレーション』という本がとても好きなのだけど、ここで初めて出会って惚れて、後から絶版と知って都内を探し回って頑張って入手した経緯がある。

こちらは都立中央と違って、個人貸出も行っている。そして、特に千代田区に住んでいたり、働いている必要はなくて、誰でも貸出カードを作れる。税金???って感じで、この恩恵を自分は何を対価に得ているのかわからないんだけど、分厚いオライリーを借り出してじっくり1週間読めるのはすごく助かる。

こちらもサービス面の充実はあって、地下にPRONTOがある。PRONTOに本を持ち込んでもいいし、ちょっと怖くて自分はやったことがないが、PRONTOのコーヒーを閲覧エリアに持ち込んでもいいらしい。あとは言わずもがな日比谷公園なので、ロケーションとしては最高。野外音楽堂でライブやってると、めっちゃ音が入ってくるのが玉に瑕ではある。

本を買う場合

ついでなので、都内でコンピュータ書を買う場合だけど、自分は以下をよく使う。

特にジュンク堂書店池袋本店の品揃えは本当に素晴らしい。先日はてブでも話題になっていたけれども。

関連 : ジュンク堂書店池袋本店の長田さん! いま、どんなコンピュータ書が売れているんですか? - GeekOut

丸善本店は洋書の技術書が多めで、海外のもので気になるのがあるとき、眺めに行ける貴重な場所だったりする。