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AWS Summit 2018と大規模企業Confの回り方について
Jun 4, 2018
4 minutes read

AWS Summit Tokyo 2018 に行ってきた。2年ぶり2回目になるけど、前回行ったときより格段に人が増えたように思う。というか、セッションに申し込む段階から早々に満席のセッションが続出していて、椅子取りゲームっぷりがハンパないことになっていた。さすがにそろそろ新高輪プリンスでやるのはキャパ的に限界じゃないかなと思う。

内容的な話はちょっと脇に置いておいて、そんな椅子取りゲームをクリアして、ギュウギュウに人が詰め込まれた会場に行ってまで、大規模な企業カンファレンスに行く意味はなんだろうとふと考える。大規模な企業カンファレンスというのは、AWS Summitのように1つの企業が自社製品、自社サービスに関するカンファレンスイベントを、複数日とは言わずとも、セッションやブーススペースを大量に設けて開催するようなイベントを指す。国内だと自分が行ったことあるのはVMwareのvForumぐらいなんだけど、まぁ国内の大手ITベンダーなどもやっているんではなかろうか。有料だけどde:codeもその枠には入る。

この手のイベントは自社製品の広告という意味を当然帯びているので、対象もデベロッパーだけではなく、ユーザー側も含まれている。AWS Summitも参加者の半数以上はスーツの方だったように思う。なのでセッションもきちんと選ばないとユーザー向けの他社導入実績紹介や、抽象的なクラウドの有効性、AWSサービスの紹介にとどまってしまう場合が少なくなく、サービスを使う側として身のあるセッションを選ぶのが案外難しい。今回だとデベロッパー向けセッションでは任天堂のプッシュ通知実装のセッションがだいぶ盛り上がったらしい。こういうのをきちんと押さえられるようなセッションの選び方が求められる。

「Nintendo Switch (TM) 向けプッシュ通知システム『NPNS』」

セッションの選び方に失敗すると、下手すればあんまり実入りがないまま終わったりもする。またデベロッパー向けのイベントと違って、いわゆるネットワーキングのための時間などもあんまり設けられていないことが多い(今回はAWS認定資格者限定でボウリングやってたらしいけど。なんでボウリングなのかは謎)ので、リアルイベントで重視される、横のつながりを広げるようなこともあまり期待はできない。ただ、だからといって得られる情報の価値が薄いと言ってしまうと言い過ぎで、企業主催のイベントなので、その企業が今何を推そうとしているのか、戦略を窺い知るには非常に有意義な機会だと思っている。

一昨年に参加したときだとAWS Lambdaのローンチから間もなかったこともあり、サーバーレスに関するセッションが多いという印象を受けた。今回に関してはECSのセッションが少し多くて、また基調講演の中でも、サーバー管理不要なコンテナサービスであるFargateの東京リージョン対応がアナウンスされるなど、世情も踏まえてかコンテナに軸足を置くような印象があった。自社のサービスが、ある企業の恩恵を多大に受けた構成になっている場合、その企業の主催イベントに行って、中の人が考えていることに直に接しに行くことは、デベロッパー向けのイベントとはまた違う意味がある。通常の技術者イベントが参加者同士の交流に重きを置かれる一方、こちらは主催側とのコミュニケーションと捉えた方がいいんじゃないかなと。ただ、とはいえそんなに話せる機会があるでもないんだけど。セッション後の質問タイムか、ブースエリアでつかまえるぐらいかな。

こういったことを踏まえて、AWS Summit 2回目の出席にして得たまわり方のコツとしてはこんなところか。

  • 基調講演は聴いておいた方がいいが、人が多すぎるしユーザー向けの話も多いので、ライブビューイングでも十分。
  • セッションはなるべくデベロッパー向けのものを押さえる。
  • 個々のセッションで情報を得つつ、全体的な潮流のようなものを押さえる。
  • 可能であれば主催側の「中の人」をつかまえて話を聴く。

しかしそれにしても人が多すぎて効率はよろしくないというのは確かなので、もうちょい人の捌き方が改善されないのであれば、来年行くかどうかは微妙だなぁと思う次第。


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